自分の部屋でPCいじってたら


…ブーーーーーン……


と鈍い音。


「…奴がいる…!!!」


あんこはすぐに悟りました。
長年、この田舎に住み続け、
これまで幾度となく戦ってきたにっくき奴だと。


カメムシです。


音のした方向に目をこらすあんこ。


…いた…!!!


鈍い音でゆっくりと飛ぶカメムシ
奴らに下手に手を出したら惨劇が起こるのは間違いない。
慎重に慎重を重ねなければ。


いつもなら窓際に奴を追いつめ、
そっと外まで誘導する作戦をとっていたのですが
なんと、今回は天井に止まりやがりました。


くぅ。
窓際まで誘導するのは至難のワザ。
そうだ!粘着テープで取るのがいいと聞いたことが…!


あんこはそっとカーペットをコロコロやるヤツを手に取り
予めはがしやすいように細工。


いざ…勝負!!!


粘着テープをカメムシに密着させ、
ついたと思ってひっくり返したら…


ぬぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
失敗!!!!

粘着が弱かった…!!!


あろうことか、そのままあんこに向かって飛んでくるカメムシ
ま、マズイ!!!
殺られる!!


必死でカメムシをはねのけるあんこ!
椅子に着地するカメムシ
あぁ!椅子にかけてあるカーディガンに引っ付きやがった!


もうね。ほんとに必死なの。
なりふりかまってられないの。


カーディガンを犠牲にしてはならないと
床に払いのけ、なんとか粘着テープにつけようと格闘。


つ、つかない…!!
しかもそれほどの刺激を受けてカメムシが黙っているはずがない。
あの臭いが…!


こうなったらもうどうしようもない。
粘着テープを無理矢理押しつけ、なんとか捕獲。
窓を開けて外でブンブン振り落としてやりました。


そして後に残ったのは
疲労感とカメムシの臭い…


涙が出そうです。(泣)