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- 作者: 真保裕一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/11/25
- メディア: 文庫
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犯人からは、人質の黒髪と、前代未聞の要求が突きつけられる。
身代金代わりに、入院中の患者を殺せ、というのだ。
しかもその人物は、病院のスポンサーでもあり、政財界を巻き込んだ疑獄事件で裁判を待つ被告人だった。
悩む家族、後手に回る警察。人質救出の極秘作戦が病院内で幕を開ける。そこに第二の事件が―。
今度の人質は19歳の大学生だった。
犯人の周到な計画に翻弄される警察。試練を受け、新たな歩みを始める家族。
謎は深まり、やがて恐るべき秘密が浮かびあがる…。
スリリングな展開、迫真の描写。そして感動のラストへ!
最後に誘拐の果実を手にする者は誰なのか。
(amazonより)
下巻が圧倒的に面白かったので
画像はあえて下巻を使いました。
最初はまずまず。
中盤はダラダラ。
後半、面白い。
そんな流れ。
<ネタバレあり。反転してください>
ほんとにね、最初〜中盤はこの本買ったのを後悔するくらいのぐでんぐでん。
でも後半は面白い!
工藤巧のふてぶてしさにむーと思うこともありつつ、
でも最終的にはあまりにもイイ人になってるのがなんだかなぁ。
こんなにイイ人なのに、
それまでのキャラは一体???
ギャップありすぎじゃないか???
もうちょっと、悪の部分があってもいんじゃないかな。
あまりに純粋すぎて、むしろ偽善っぽい。
こんな人たち、いないんじゃないかなぁ…
誰かのために、自分を罰しながら犯罪を犯す…
イマイチ、しっくりこない部分もあります。
<ネタバレ終了>
結局、この本って1月くらいから読んでたんだよね。
やーっと次に行ける…(涙)